土地の可能性を探る:キャンプ場体験で感じた、栞やの”リアルの場づくり”で大切にしたいこと

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こんにちは! 栞やライターの、さなえです。

 

栞やが香川県琴平町に作る”リアル”の場は、「宿泊機能を設けること」が目標のひとつ。

 

しかし、現状は土地のみ・・・

 

だからこそできることを探り、土地から可愛がり遊んでみたいという思いがあります。

 

そこで今回、土地の魅力を発掘すべく、目をつけたのは

キャンプ!

 

ということで、栞やメンバーで4月24日〜25日にかけて、一泊二日のキャンプミーティングをしてきました。

 

キャンプ場に泊まろうと思ったきっかけ

土地の可能性について探る(キャンプ案)

きっかけは、今年の2月に実施した「栞やの説明会」での、若き青年との出逢い。

その青年とは、現在、岡山県美作市上山にある『大芦高原キャンプ場』の管理をしている三宅コウタさん。

栞やの説明会以来、想いに共感してくれ、力も知恵も惜しみなく貸してくれる、心強い仲間のひとりとなってくれています。

 

コウタさんの話を聴くうちに、生き方や働き方にわたしも共感。

ぜひインタビューさせてほしいとお願いし、初めてこのキャンプ場を訪れました。

 

自然のなかで、焚き火を囲み語る時間。

その豊かさにすっかり魅了され、

「ここで星空を眺めながら、みんなで焚き火を囲んで過ごす」というキャンプ体験に興味を持つことになりました。

 

コウタさんへのインタビュー記事も後日公開予定なので、ぜひご覧くださいね。

 

生き方・価値観を栞やメンバーで共有したい

個性豊かな栞やメンバー。

生き方や働き方について、自分で考える力があったり、

それを切り開こうとする行動力があったりすれば、人生はどんどん面白くなることを教えてくれる。

そんなみんなと一泊二日で寝泊まりして時間を過ごしてみたい!というのも一緒にキャンプしたかった理由のひとつです。

 

それが、焚き火を囲みながらできたら最高でしょう?

 

 

それぞれが経験したことや考えていることをシェアすることで、新たなアイデアが生まれたりする。

そして、多様な価値観に触れることで改めて「じゃあ、わたしはどう感じているんだろう?」と振り返るきっかけにもなる。

 

そんな時間を、キャンプ場で過ごしてみたい。

ということで今回は、『焚き火を囲んで星空をながめる △ 春のキャンプ △』とタイトルをつけて、イベントを企画しました。

岡山と香川からおもしろくする、19〜24才の若き心強い仲間6人とともに、

キャンプミーティング。

 

 

初めてのキャンプ、まさかの雨

 

わーぉ。

 

雨に加えて、風もびゅーびゅーです。

 

 

お昼ごはんはBBQしよう!と思っていたのだけど、

きっとみんな、この天気でできるものなの?って内心思っていたはず。

 

しかし!我らがキャンプ場の管理人、コウタさん。

激しい雨ということもあって事前に、テント&雨よけのタープが完璧に準備されていました。

一人で全部できるなんて頼もしすぎます。

 

こうして1日目は

BBQしたり、焚き火を囲んだり、

温泉に入ったり、

同じ上山集落に住む、古民家を再生して暮らす方のところへ見学に行ったりして、

雨のキャンプの時間を過ごしました。

 

 

夜は残念ながら、星空には出会えず。

天気には逆らえないし、星空は次にまた来る理由にしまーす。

 

雨でも雰囲気のある大芦高原キャンプ場です。

 

翌朝、小鳥たちの声で目覚めると、太陽が!!

雨上がりの空とキラキラとした緑が、この先に広がっていました。

 

キャンプ場体験で感じた、栞やの”リアルの場づくり”で大切にしたいこと

互いの価値観を否定しないコミュニティづくり

 

生き方や働き方が多様になって、自分がどうしたいのか、働き方を選べるようになった今。それに向けて、もちろんちょっと勇気だったり努力だったり、日々の積み重ねが必要となってくる。

 

今回キャンプに参加してくれた19才〜24才までの若き心強い栞やメンバーたちも、多様な生き方を自ら選択している。

 

・世界一周に向けてスポンサーをつけるべく行動・発信している

・お金に一喜一憂する資本主義の世界から離れ、農業を絡めた地方ならではの幸せな生き方を発信する

・ブロガーとして生計を立て、地方から情報と価値を発信する

・一般企業への内定を蹴って、フリーランスとして働くために海外に出る

 

など、もはや求人サイトや職業辞典には載っていないような肩書きをつくる世代になっている。

 

 

彼らと話をするたびに、本気で自分の人生について考えているし、責任をもっていることに驚かされる。

今29才のわたしとは、実は10才も離れていることも関係ないくらい。これはわたしがそう思いたいだけなのかもしれないけど。(笑)

年齢とか、学歴とか、そういうものが関係ない時代になっていくだろうからこそ、

互いの考えていることや想い、悩みなどを安心して出し合うことのできるコミュニティにしたい。

 

 

そのためには、「互いの価値観を否定しない」ということを一番に大事にしたいと思う。

だって、やっぱり想いがあってやりたい!と思っていることについて、否定されるのは悲しいもん。

 

そうやって諦めるきっかけになるよりは、なんとかやってみる方法を考えるほうが楽しい!

栞やメンバーには、自然とそういう人たちが集まってくれている。

 

自分がやりたいことに挑戦していて、そのなかで否定された経験があるからこそ、

その人にはその人の価値観があるということがわかってくる。

 

人の数だけある多様な価値観を前提にして、いかに分かり合うかが、コミュニティの課題なのかもしれないなぁ。

 

 

なにはともあれ、「価値観は人の数だけあっていい、ということをまずは知ること」で、互いの価値観を否定しないコミュニティづくりを目指したい。 

 

それに加えて、焚き火の火が消えないように炎を育てたり、

焚き火を囲んで語ったり。

自然のなかで過ごしたり。

 

そんな非日常の空間だからこそ、より建設的に意見が言い合えるのかなとも思った。

 

企業に入るかフリーランスか。働き方でよく言われるけれど、それは個人差があるし、その人による。

企業に勤めることで幸せなら、そうしたほうがいい。

企業があわないわたしは、フリーランスで生きると決めた。

フリーランスは好きなことをやり続けるので、ある意味、楽ではない。

だから頑張るしかない。」

 

今回のキャンプで、そう話してくれた仲間がいる。

 

 

人の数だけ、価値観がある。そのことを知るには、人と直接会うのが一番早いとおもう。

 

知らない世界のことを知るだけで、選択肢は増える。

 

栞やに関わることで、知らなかった世界と出逢い、生き方の道しるべになったらいいな。

香川のこんぴらさんの麓に、宿泊機能もついた”リアルの場”『栞や』ができる日がまた楽しみになったキャンプでした。

 

『大芦高原キャンプ場』WEBサイト

 

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この記事を書いたタビビト:

さなえ

栞や Founder / Producer プロフィール詳細