【LETTER WEEK コラム】 – わたし宛に、手紙が届いた – vol.5
– – – – – – – – – – – – – – – – – – –
『 表現としての手紙 』
from ラトビア
– – – – – – – – – – – – – – – – – – –
手紙が、近況報告のためだけのツールだとしたら、
きっと、こんなに惹かれていなかったとおもう。
世界の紙を巡る旅をしながら、ゆいちゃんが送ってくれる『旅先からの手紙』。
届くたびに、わたしは彼女のもつ感性にふれて、
またひとつ 知らない面を 知ってきた。
思えば、彼女にちゃんと会ったことがあるのは、
旅にでる前、たったの2回だけだった。
だから、手紙のなかに
彼女が見ている世界を見つけようとするのかもしれない。
2019年 夏の日、5通目の手紙が はるばる ラトビアから届いた。
そこに入っていた一枚の紙に、わたしはすっかり心を掴まれてしまう。
種をすき込んだカード。なんと、土に埋めると芽がでるらしい。
ラトビア語で『愛は育つ』と書かれている。
あぁもう、完全に好きなやつだ..
そして、たった2回会ったなかで、
ゆいちゃんがわたしに話してくれたことばを思い出した。
「紙は、木と水でできているんです。
それが紙を好きな原点なのかもしれない。」
“ 芽がでるカードに惹かれ合う ”
“ ことば が 育む ”
頭で考えるより先に、見たい景色がおなじなことに、
こころがわくわくする。
あの日のときめきが、いま ひとつの形になったこと。
『時を旅するHUG LETTER』は、わたしたちの ときめきの種 が原点だ。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – –
手紙 送り主 : kami/ なみえゆい 『世界の紙を巡る旅』
手紙 もらったひと:栞や さなえ
– – – – – – – – – – – – – – – – – – –