いちばん深いところの声を聴くための、ひとりの時間 / 6月の栞『星待つとき』に寄せて

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心のいちばん深くの声に、耳を澄ませる。

 

自分にしか聴こえないその声と対話し、

カタチにする、ひとりの時間。

 

そうしてできあがる、一枚の絵がある。

 

 

今日は、6月の栞の絵を、

絵描きの幸山さんに受け取りに行ったときのことを書こうと思う。

 

 

 

自分がいちばん、自分の声を信じてあげられるようなお守りがあるといい

 

ひとりひとりが、オリジナルの宝物を

心のなかにもっている。

 

その宝物を磨くために、わたしたちは人生という旅をする。

誰かとまったく同じ道のりなんてない。

 

 

自分の感性を磨く道を楽しむことで

人生は、小説に負けないくらいおもしろくなる、と信じている。

 

誰ともおんなじじゃないから、自分で歩んでゆくしかない。

だから、人生はひとり旅なのだ。

 

わたしたち『栞や』はそう想っている。

 

 

そうはいっても、ひとりの旅は時に、孤独だ。

だから、自分がいちばん自分の声を信じてあげられるようなお守りがあるといい。

 

そして『お守り栞』をつくることとなった

 

 

「かっこわるくていいよね」

 

幸山さんとは、出会ってまだ、2年経たないくらい。

わたしたちは、絵で毎月会話をしている。

 

先日、初めて訪れた、幸山さんのアトリエ。

岡山県にある。

 

 

お気に入りだという本や音楽を、たくさん教えてくれた。

 

彼がこれから絵を形づくる要素が散りばめられた空間なんだな、と思うと、なんだかどきっとした。

 

 

そこで過ごした夜の時間に会話をしたことは、

「かっこわるくっていいよね」っていうこと。

 

自分の心の奥深くにあるものの、声を拾う。

 

その声は、かっこいいばかりではない。

わたしたちは、いつだって丸裸でいたいだけなんだ。

 

 

他者から見えない、いちばん深いところのその声に、耳を澄ませる。

 

その声を拾って、カタチにする。

それは ほかの誰のためでもなく、自分に嘘をつきたくないから。

 

 

誰のためでもなかったものなのに、

それらは、見るひと、聴くひとの心の奥を、

何度でも揺さぶるのだ。

 

いつだって、誰だって、

わたしはわたしに正直でいたいだけなのだろう。

それを思い出させてくれる。

 

 

心の奥深くにある声こそが、道しるべとなる

 

幸山さんは、

自身が描いた絵の世界が、他者との関わりのなかで奥行きを持っていくことに対して、OKをくれるひと。

 

 

もし、幸山さんが意図したものでないものを、わたしたちが受け取ったとしても、それにも OKをくれるのだ。

 

つまり、対話をしてくれる。

 

 

ひとりひとりの解釈が、心の奥から拾った声であるのなら、

絵もわたしたちも、もっと自由になっていく。

その対話から、次の新しいものが生み出されていく。

 

 

絵はいつも、誰にとっても、

その声を聴こうとするひとに答えをくれる、道しるべなのだ。

 

それならば、わたしは、この絵をもっと届けてみたいと思う。

 

絵から生まれた栞たちが、これから誰の元へ届き、どんな風に変化し、新しい物語を生み出してゆくのか。

 

 

それをもっと見てみたいし、もっと対話をしてみたい。

 

いつも思いがけない彩りを加えてくれる旅人たちとともに、

わたしたちは その時を待ちたいと思う。

 

6月の栞の絵『星待つとき』

▽ 幸山さんへのインタビュー記事(2018.1)はこちら

立ち止まってみたら、豊かだった / 絵描き:幸山 将大

 

photo by 幸山将大

毎月一枚、「ひとり旅」をテーマに、

内側と外側でみえる世界を描く、幸山さんの絵。

 

その絵を切り出し、栞にしています。

絵との対話、幸山さんとの対話から、浮かび上がってくるものをことばにして栞に添え、『お守り栞』と名づけました。

 

 

『栞や』の1階は、これまでの絵(9月〜6月)を展示し、ギャラリーにしています。

絵との対話、ご自身との対話での、”ひとり旅” をお楽しみください。

 

『お守り栞』は、ご自身の旅のお守りとしてや、大切なひとへの贈りものにもぜひどうぞ。

 

こんぴらさんの麓でお待ちしています。

 

 

 

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さなえ

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